データの「ばらつき」を測る指標、範囲と分散を学びましょう。
代表値だけではデータの全貌は見えないの。ばらつきを測る指標も必要よ。
最もシンプルなのは範囲(レンジ)。
最大値 - 最小値で計算するわ。
それは簡単だね!
補足すると、範囲は外れ値の影響をまともに受けやすいから、本格的なばらつき指標には分散を使うの。
ふぇぇ…分散って何ですかぁ?
分散は『各データと平均の差(=偏差)を二乗して、平均したもの』。
σ² = Σ(xᵢ - μ)² / n よ。
なんで二乗するの?
ふふ、偏差には正と負があって、そのまま足すと必ず0になってしまうの。
二乗すれば符号が消えて、ばらつきの大きさだけを取り出せるのよ。
なるほどぉ、平均からのズレを二乗してから平均する、ってことなんですぅ♪
1つ注意ね。
参考書で n−1 で割る式(不偏分散)を見ることがあるけど、その本格的な扱いは2級範囲。
3級では『n で割る分散』を使えば十分よ。
記号も母集団の μ・σ² で統一して覚えておくと混乱しないわ。
範囲と分散の計算
データ: {60, 70, 80, 90, 100}
ステップ1: 範囲
範囲 = 最大 - 最小 = 100 - 60 = 40
ステップ2: 平均
平均 μ = (60+70+80+90+100)/5 = 80
ステップ3: 偏差 (xᵢ - μ)
60 - 80 = -20
70 - 80 = -10
80 - 80 = 0
90 - 80 = 10
100 - 80 = 20
ステップ4: 偏差の二乗 (xᵢ - μ)²
(-20)² = 400
(-10)² = 100
0² = 0
10² = 100
20² = 400
────
合計 1000
ステップ5: 分散
分散 σ² = 1000 / 5 = 200
確認クイズ
データ {2, 4, 6, 8, 10} の分散を求めよ。
- 6
- 8
- 10
- 12
こたえを見る
正解: 2. 8
平均 = 6。偏差の二乗の和 = 16 + 4 + 0 + 4 + 16 = 40。分散 = 40/5 = 8。