異なる単位・異なる尺度のデータを比較するには「標準化」が必要です。
標準化とは、データをZ得点に変換すること。
Z = (x - μ) / σ で計算するの。
ふふっ、標準化したデータは平均0、標準偏差1になるのよ。
こうすると、異なるスケールのデータどうしも比較できるようになるの。
ふぇぇ…身長(cm)と体重(kg)も比べられちゃうんですかぁ?
ええ。
それぞれを標準化すれば、たとえば『この人は身長Z=1.5、体重Z=2.0だから、相対的には体重のほうがより外れている』と言えるの。
マジで!?
単位がちがっても比べられるなんてすごいじゃん!
標準化すると正規分布表が使えるようになるのもポイントね。
次の確率分布のカテゴリで詳しくやりましょう。
ほんとに平均0・標準偏差1になるのか、ちょっと自分で確かめてみたいですぅ。
いいわね。
小さなデータで実際にZ化して、平均と標準偏差を計算してみましょう。
標準化すると平均0・標準偏差1になるか確かめる
データ: {2, 4, 6, 8, 10}
平均 μ = 6
分散 σ² = ((-4)²+(-2)²+0²+2²+4²)/5 = (16+4+0+4+16)/5 = 8
標準偏差 σ = √8 ≈ 2.83
各値を Z = (x − 6) / 2.83 で標準化
2 → (2−6)/2.83 ≈ −1.41
4 → (4−6)/2.83 ≈ −0.71
6 → (6−6)/2.83 = 0
8 → (8−6)/2.83 ≈ 0.71
10 → (10−6)/2.83 ≈ 1.41
Z値の平均 = (−1.41−0.71+0+0.71+1.41)/5 = 0
Z値の分散 = (1.41²+0.71²+0+0.71²+1.41²)/5 = (2+0.5+0+0.5+2)/5 = 1
→ Z値の平均は0、標準偏差は√1=1 になっている!
確認クイズ
データを標準化(Z得点に変換)した後の特徴として最も適切なものはどれか。
- 平均は元データの平均、標準偏差は1になる
- 平均は0、標準偏差は1になる
- 平均は1、標準偏差は0になる
- データの個数が変わる
こたえを見る
正解: 2. 平均は0、標準偏差は1になる
標準化後は 平均0、標準偏差1 になります。これにより異なる尺度のデータを公平に比較できます。