『〇〇以下の確率』を表す累積分布関数(CDF)の概念を直感的に理解しましょう。
累積分布関数(CDF)F(x) は、確率変数Xがx以下となる確率 P(X ≤ x) を表すの。
難しそうな名前ですねぇ…
実はとてもシンプル。
たとえば『身長180cm以下の人の割合は何%か』を表す関数よ。
あ、これって累積相対度数と似てるね!
そう、累積相対度数の連続版が累積分布関数。
0から始まって1まで増加する単調増加関数なの。
そうそう、F(180) = 0.85 なら『身長180cm以下が85%』という意味よ。
わぁ、じゃあ中央値はCDFが0.5になるxってことですねぇ♪
そのとおり。
Q1はF=0.25、Q3はF=0.75となるxの値ね。
前に習った累積相対度数の表で、実際に読んでみたいですぅ。
いいわね。
あの表の累積相対度数を、そのままCDFの値として読めるのよ。
累積相対度数の表をCDFとして読む 階級 累積相対度数 = F(x) 20以上 30未満 0.10 30以上 40未満 0.30 40以上 50未満 0.60 50以上 60未満 0.85 60以上 70未満 1.00 読み取り例: F(40) = 0.30 → 40未満のデータが全体の30% F(50) = 0.60 → 50未満のデータが全体の60% 中央値はどこ? F = 0.50 は、F(40)=0.30 と F(50)=0.60 の間 → 中央値は『40以上50未満』の階級にある
確認クイズ
累積分布関数 F(x) について最も適切な記述はどれか。
- F(x) は確率変数Xがxに等しくなる確率を表す
- F(x) は確率変数Xがx以下となる確率 P(X ≤ x) を表す
- F(x) は確率変数の平均を表す
- F(x) は常に0以下の値を取る
こたえを見る
正解: 2. F(x) は確率変数Xがx以下となる確率 P(X ≤ x) を表す
累積分布関数 F(x) = P(X ≤ x)。Xがx以下となる確率を表し、0から1まで単調増加します。