確率計算の前提となる『場合の数』『順列』『組合せ』を整理しましょう。3級頻出の基礎技術です。
二項分布に出てきた C(n,k) って何だっけ?
組合せの数 C(n,k) は、n個から k個を選ぶ方法の数。
順序は問わない。
ふふ、似た概念に順列P(n,k) があって、こちらは順序も区別する数え方ね。
順序ありとなしで、何が違うの?
5人から会長と副会長を選ぶなら順番が大事だから順列で 5P2=20。
5人から委員2人を選ぶなら順番は関係ないから組合せで 5C2=10ね。
えへへ、なるほどぉ、役職アリか役割なしかで使い分けるんですねぇ♪
階乗n! = n × (n-1) × … × 1 が基本。
0! = 1 と定義することも忘れずに。
電卓に n! ボタンがなくても、5×4×3×2×1 って順に掛けてけばいいんだね!
C(n,k) は『分子は n から k 個分の積、分母は k!』って覚えると早いわ。
たとえば C(10,3) = (10×9×8)/(3×2×1) = 120 みたいにね。
順列と組合せって式が似てますけど、関係あるんですかぁ?
あるの。
順列は『組合せで選んでから並べ替える』分だけ多いのよ。
だから nPk = nCk × k! という関係になるの。
なるほど、選ぶだけが組合せで、そのあと並べる手間を足すと順列になるってことか!
3級では場合の数そのものより、これを使って二項分布や確率を求めさせる出題が多いのよ。
たとえば『コインを5回投げて表がちょうど2回』なら、5C2通りの並びを数えるのが出発点ね。
場合の数の3つの基本
1) 階乗 n!
n! = n × (n−1) × … × 2 × 1
0! = 1 (定義)
例: 5! = 5×4×3×2×1 = 120
2) 順列 nPk (順序を区別)
nPk = n! / (n−k)!
= n × (n−1) × … × (n−k+1) [k個分の積]
例: 5P2 = 5 × 4 = 20
3) 組合せ nCk (順序を区別しない)
nCk = n! / (k! × (n−k)!)
= nPk / k!
例: 5C2 = (5×4) / (2×1) = 10
電卓計算の楽な手順 (例: C(10, 3))
分子: 10 × 9 × 8 = 720
分母: 3 × 2 × 1 = 6
C(10, 3) = 720 / 6 = 120
重要な対称性
nCk = nC(n−k) [例: C(10, 3) = C(10, 7) = 120]
→ k が大きい時は n−k で計算したほうが楽
確認クイズ
10人から3人の委員を選ぶ方法は何通りか(順序を区別しない)。
- 30通り
- 120通り
- 720通り
- 1000通り
こたえを見る
正解: 2. 120通り
C(10, 3) = (10×9×8)/(3×2×1) = 720/6 = 120通り。順序を区別しないので組合せを使います。