樹形図・2×2表による確率整理

条件付き確率を視覚化する樹形図と2×2表。3級頻出の確率問題を時短で解く技術。

3級頻出の『樹形図』と『2×2表』で確率を整理する技術を身につけましょう。

橙川 こよみ(しょんぼり) 橙川 こよみ

条件付き確率の問題、いつも混乱しちゃうんですぅ…

茶谷 結(普段) 茶谷 結

そういう時こそ樹形図か2×2表を書くのよ。
視覚化すると一気に整理されるわ。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

あらあら、樹形図は『最初にA、次にB』のような順次試行に有効なのよ。
各枝に確率を書き込んで掛け合わせるの。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

じゃあ2×2表は?

茶谷 結(笑顔) 茶谷 結

陽性/陰性 × 病気/健康 のような『2つの分類軸 × 2状態』のマトリックスをそのまま表にする方法ね。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

全パターン見えるから安心ですぅ♪

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

ふふ、ベイズの定理の問題は、2×2表を書けば暗算で解けることが多いのよ。
試験では時短になるわね。

墨谷 まる(笑い) 墨谷 まる

よっしゃ、実際にやってみたい!

橙川 こよみ(びっくり) 橙川 こよみ

ふぇぇ、このあとの例だと…陽性が出ても病気じゃない方が多いんですかぁ?

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

そうなのよ。
元々の病気率が1%ととても低いから、健康な人の中に出る偽陽性の数が、病気の人の数を上回ってしまうの。
だから陽性でも約16%にとどまるのね。

技1: 樹形図 (順次試行)

袋に赤玉3個・白玉2個。順に2個取り出す(戻さない)。
両方赤の確率は?

1回目                    2回目
  赤 (3/5) ────────┬─→ 赤 (2/4)  P = 3/5 × 2/4 = 3/10
                    └─→ 白 (2/4)  P = 3/5 × 2/4 = 3/10
  白 (2/5) ────────┬─→ 赤 (3/4)  P = 2/5 × 3/4 = 3/10
                    └─→ 白 (1/4)  P = 2/5 × 1/4 = 1/10
                                        合計  10/10 = 1.0 ✓

→ 両方赤 = 3/10

同じ枝を使い回して別の問いも解ける:
  ・1個目赤・2個目白 = 3/5 × 2/4 = 3/10
  ・少なくとも1個白 = 1 − 両方赤 = 1 − 3/10 = 7/10
    (『少なくとも〜』は余事象 1−P が速い)

技2: 2×2表 (ベイズの定理を解く)

病気率 1%, 検査の感度 95%, 偽陽性率 5%
陽性が出たとき、本当に病気の確率は?

         |  病気   |  健康   |  合計
陽性     |  0.0095 |  0.0495 |  0.0590
陰性     |  0.0005 |  0.9405 |  0.9410
合計     |  0.01   |  0.99   |  1.0000

  P(病気|陽性) = 0.0095 / 0.0590 ≈ 0.161
  → 陽性でも病気の確率は約16%にとどまる

確認クイズ

樹形図を使うのに最も適した場面はどれか。

  1. 1変量のヒストグラム作成
  2. 順次試行の確率計算(コイン連続投げ・玉の取り出し)
  3. 回帰直線の傾きを計算
  4. データの中央値を求める
こたえを見る

正解: 2. 順次試行の確率計算(コイン連続投げ・玉の取り出し)

樹形図は順次試行(コイン・サイコロ・玉の取り出しなど、複数段階で結果が決まる試行)の確率計算に最適です。

白河恭子先生、茶谷結、橙川こよみ、墨谷まるがテニスのダブルスを楽しむ様子

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