3級の入口レベルで、ベイズの定理の意味を直感的に理解します。
ベイズの定理は、P(A|B) = P(B|A) × P(A) / P(B) って書けるんですよね。
難しそう…!
落ち着いて。
意味は『新しい証拠Bが得られた時に、Aの確率をどう更新するか』ということね。
病気の検査の話で出てくるやつだよね?
補足すると、『陽性が出た時に本当に病気である確率』のような問題でよく使うのよね。
でもさ、感度95%の検査で陽性なのに、病気の確率が16%しかないって出るんでしょ? あたし、なんでそんなに低いのか全然ピンとこないよ!
ふふ、そこがベイズ最大の躓きどころね。
1000人で考えるとよく分かるわ。
病気の人は10人、そのうち陽性は9.5人。
一方、健康な990人のうちも5%、つまり49.5人が陽性になってしまうの。
ふぇぇ…陽性の人は全部で 9.5+49.5=59人 もいるんですねぇ。
そう。
その59人のうち本当に病気なのは9.5人だから、9.5/59 ≈ 16%。
健康な人の母数が大きいぶん、偽陽性がたくさん混ざるのよ。
3級では公式を覚えて簡単な数値計算ができればOKよ。
深い理解は2級・準1級の範囲ね。
ベイズの定理の例
ある病気の有病率 P(病気) = 0.01 (1%)
検査の感度 P(陽性|病気) = 0.95
検査の偽陽性率 P(陽性|健康) = 0.05
陽性と判定された人が本当に病気である確率を求める
P(陽性) = P(陽性|病気)×P(病気) + P(陽性|健康)×P(健康)
= 0.95 × 0.01 + 0.05 × 0.99
= 0.0095 + 0.0495
= 0.059
P(病気|陽性) = P(陽性|病気) × P(病気) / P(陽性)
= 0.95 × 0.01 / 0.059
≈ 0.161
→ 陽性でも病気である確率は約16%しかない
→ 有病率の低い病気では偽陽性が多くなる
確認クイズ
P(A) = 0.2, P(B|A) = 0.8, P(B) = 0.4 のとき P(A|B) はいくらか。
- 0.2
- 0.4
- 0.5
- 0.8
こたえを見る
正解: 2. 0.4
P(A|B) = P(B|A)×P(A) / P(B) = 0.8 × 0.2 / 0.4 = 0.16 / 0.4 = 0.4。