正規分布表の引き方

正規分布表を素早く引く4ステップを、頻出パターンで体得します。

正規分布表を素早く引く訓練。3級頻出スキルです。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

正規分布表の引き方は、(1)Zを計算、(2)P(Z≤z)を表で引く、(3)対称性で変換、(4)区間なら引き算、の4ステップですね。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

頻出のZ値は0.5, 1.0, 1.5, 1.96, 2.0, 2.58 の6つ。
瞬時に出てくるようにしておくと早いのよ。

墨谷 まる(びっくり) 墨谷 まる

えっ、全部暗記するの?

茶谷 結(笑顔) 茶谷 結

全部は無理でも、(1)Z=1で約34%(片側)、(2)Z=1.96で約47.5%(片側)、(3)Z=2.58で約49.5%(片側)、この3つは覚えておくととても役立ちますよ。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

そもそもさ、なんでわざわざZに変換するの?
最初の身長のままじゃダメなの?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

平均も散らばりもバラバラな分布を、平均0・標準偏差1の共通のものさしに揃えるためよ。
そうすれば、どんな分布でも1枚の表で全部読めるの。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

ちなみに3級では、正規分布は『概念と68-95-99.7%の目安』が中心で、表の精密な数値計算は2級寄りなの。
でも標準化 Z=(X-μ)/σ と、±1σ≒68%・±2σ≒95% の暗記は3級でも直接問われるわ。

頻出パターン演習

前提: P(Z≤0)=0.5, P(Z≤1)=0.8413, P(Z≤2)=0.9772, P(Z≤1.96)=0.9750

問題1: P(Z ≥ 1) = ?
  = 1 - P(Z ≤ 1) = 1 - 0.8413 = 0.1587

問題2: P(Z ≤ -1) = ?
  対称性: P(Z ≤ -1) = P(Z ≥ 1) = 0.1587

問題3: P(-1 ≤ Z ≤ 1) = ?
  = P(Z ≤ 1) - P(Z ≤ -1)
  = 0.8413 - 0.1587 = 0.6826  → 約68%

問題4: P(-1.96 ≤ Z ≤ 1.96) = ?
  = 0.9750 - 0.0250 = 0.9500  → 95%

問題5: 平均170, σ=10 の身長で180cm以上の人の割合
  Z = (180-170)/10 = 1
  P(Z ≥ 1) = 0.1587 ≈ 約16%

確認クイズ

平均60, 標準偏差5 の正規分布で、X≥70 となる確率はおよそいくらか(P(Z≤2)=0.9772)。

  1. 0.025
  2. 0.05
  3. 0.16
  4. 0.50
こたえを見る

正解: 1. 0.025

Z = (70-60)/5 = 2。 P(Z≥2) = 1 - 0.9772 = 0.0228 ≈ 0.025。

橙川こよみ、墨谷まるが水族館で大水槽を鑑賞を楽しむ様子

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