グラフの誤読を防ぐコツ

Y軸省略・対数軸・3D・色など、グラフ誤読の典型パターンを整理します。

グラフは情報を伝える便利なツールですが、誤読・誤誘導の温床にもなります。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

グラフは便利ですが、軸の取り方や省略の仕方で印象が大きく変わってしまうんです。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

代表的な落とし穴はY軸の省略・対数軸の見落とし・3D表現の歪み・色の誤誘導の4つよ。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

Y軸の省略って?

茶谷 結(普段) 茶谷 結

棒グラフでY軸を0から始めないと、ほんのわずかな差が大きな差に見えるの。
広告や政治的主張でよく使われる手口ね。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

数字で見るとよくわかるわ。
売上が102万から105万のとき、Y軸を0からにすると棒の差はほんの約3%。
でもY軸を100万から始めると、差の部分が2対5になって棒の高さが2倍以上に見えてしまうの。
電卓でも 105÷102≈1.03 と確かめられるわね。

橙川 こよみ(びっくり) 橙川 こよみ

ふぇぇ…同じデータなのに、軸の取り方だけで印象がそんなに変わっちゃうんですねぇ。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

対数軸も要注意よ。
COVIDの感染者数グラフで対数軸を使うと、急激な増加が緩やかに見えてしまうの。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

3Dの円グラフも誤解しやすいよね!
手前の項目がやたら大きく見えちゃうし。

茶谷 結(笑顔) 茶谷 結

そうなの。
3D表現は見栄えはいいけれど、面積の比較が歪んでしまうのよ。
試験でも『正しいグラフはどれか』を選ぶ問題が出るわ。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

色についても気をつけたいわね。
赤緑色覚多様性の方への配慮や、強調色の使い方ということね。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

3級では『このグラフの問題点はどれか』『同じデータから受ける印象が異なる理由を選べ』というグラフリテラシー問題が出るわ。
Y軸の省略は最頻出の選択肢よ。

確認クイズ

グラフの誤読を引き起こす典型例として最も適切なものはどれか。

  1. Y軸を必ず0から始める棒グラフ
  2. Y軸を一部省略して差を強調した棒グラフ
  3. 適切なスケールの折れ線グラフ
  4. 凡例が明示されている円グラフ
こたえを見る

正解: 2. Y軸を一部省略して差を強調した棒グラフ

Y軸の省略はわずかな数値差を大きく見せる典型的な誤誘導手法です。棒グラフは原則Y軸を0から始める必要があります。

白河恭子先生、墨谷まるが川沿いをサイクリングを楽しむ様子

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