母集団と標本

統計の基本となる「母集団」と「標本」の関係を、世論調査の例で理解します。

統計の根本にある「母集団」と「標本」の関係。3級でも頻出ポイントです。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

母集団と標本って何が違うんだっけ?
なんかごっちゃになりそう…。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

母集団は調査対象全体、標本はそこから選んだ一部のデータよ。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

たとえば「日本の高校生の平均身長」を知りたい場合、日本の高校生全員が母集団。
実際に測定する1000人が標本ね。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

全員調べるのは大変だから、一部だけ調べるんですねぇ〜♪

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

そう。
全員を調査することを全数調査、一部を調査することを標本調査と呼ぶの。
国勢調査は全数調査の代表例よ。

墨谷 まる(笑顔) 墨谷 まる

なるほど、ほとんどの調査は標本調査でいいんだ!
そりゃそうか、コストがめっちゃ違うもんね。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

標本から計算した値を統計量、母集団全体の値を母数と呼ぶの。
たとえば標本平均と母平均ね。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

記号もいっぱい出てくるよね…μとかx̄とか、ごっちゃにならない?

茶谷 結(普段) 茶谷 結

記号も整理すると、母平均はμ、母分散はσ²、標本から計算した平均はx̄(エックスバー)、標本分散はs²ね。
ギリシャ文字が母集団側、と覚えると混乱しないわ。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

いい整理ね。
標本から母数を推測するのが推測統計の役割なのよ。
3級では『標本=母集団の縮図』というイメージが持てればOKね。

橙川 こよみ(普段) 橙川 こよみ

ふぇぇ…縮図かぁ…。
じゃあ、ちゃんと縮図になってるかが大事なんですねぇ?

茶谷 結(笑顔) 茶谷 結

そうなの。
それが次回の『無作為抽出』の話につながるわ。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

ちなみに3級では『次の調査における母集団と標本をそれぞれ答えよ』という読み取り問題も定番。
たとえば内閣支持率調査なら、母集団は有権者全体、標本は回答した約2000人、という具合よ。

確認クイズ

母集団と標本の関係について最も適切な記述はどれか。

  1. 標本は母集団より大きい集合である
  2. 母集団から一部を取り出したものが標本である
  3. 全数調査では標本という概念は無関係である
  4. 標本と母集団は同じものを指す
こたえを見る

正解: 2. 母集団から一部を取り出したものが標本である

標本は母集団から取り出した一部です。標本調査では、標本から計算した統計量を使って母集団の母数を推測します。全数調査では理論的には母集団=標本となります。

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