標本調査の精度を高めるカギが「無作為抽出」です。試験頻出の抽出法を整理します。
標本を選ぶ際の基本は無作為抽出。
母集団のすべての要素が等確率で選ばれるよう、ランダムに抽出するの。
補足すると、代表的な方法は単純無作為抽出・層別抽出・系統抽出・集落抽出(クラスター抽出)の4つよ。
うぅ〜ん…4つもあるんですかぁ?
どう違うのぉ?
単純無作為抽出は、くじ引きのように完全ランダムに選ぶ方法。
乱数表や乱数生成器を使うわ。
補足すると、層別抽出は、母集団を年齢・性別・地域などの層に分け、各層からランダムに抽出する方法。
世論調査でよく使われるわ。
層別?
それってどんな時に使うの?
たとえば全国調査で都市部と地方の意見をバランスよく拾いたいとき、人口比に応じて各地域から取れば偏りが減らせるのよ。
系統抽出は、リストの中から等間隔に選ぶ方法 (例: 100人ずつのリストから10番目、20番目…)。
集落抽出 (クラスター抽出) は、母集団をクラスターに分け、クラスター単位で選ぶ方法。
学校単位の調査などに使うわ。
ねぇ、層別とクラスターって何が違うの?
どっちもグループに分けるじゃん?
層別は『全部の層から少しずつ』取って各層を必ず代表させるの。
クラスターは『いくつかのまとまりを丸ごと』選んで、残りは調べない。
目的が逆なのよ。
3級では抽出法の名称と説明文を対応づける選択問題や、『この調査はどの抽出法か』を問う問題が頻出よ。
この層別とクラスターの取り違えが一番のひっかけね。
なるほどぉ〜、用途によって選び分けるんですねぇ♪ えへへ。
よっしゃ!
要は『偏りなく選ぶ』のが大事ってことだね!
確認クイズ
層別抽出について最も適切な記述はどれか。
- 母集団を年齢や性別などの層に分け、各層からランダムに抽出する
- 母集団からランダムに1人ずつ選ぶ単純な方法である
- リストから等間隔に選ぶ方法である
- 調査者が任意に選ぶ方法である
こたえを見る
正解: 1. 母集団を年齢や性別などの層に分け、各層からランダムに抽出する
層別抽出は母集団を年齢・性別・地域などの層に分け、各層からランダムに抽出する方法。各層の特性を反映できるため、世論調査などで広く使われます。