データの集め方には「実験」と「観察」の2つの立場があります。3級でも基本概念として出題されます。
データの集め方には大きく実験と観察研究の2つがあるの。
ふふっ、実験というのは、研究者が条件を意図的にコントロールして、結果の違いを観測する方法のことね。
新薬の臨床試験が典型例よ。
じゃあ観察研究のほうは?
観察研究は、自然な状態のままデータを集める方法ね。
たとえば『喫煙者と非喫煙者の肺がん発症率』を比較する、といった研究のことよ。
ふぇぇ…実験のほうが因果関係を確かめやすそうですねぇ?
鋭いわ、こよみちゃん。
実験は対照群との比較ができるから、原因と結果の関係を強く主張しやすいの。
観察研究では、後から「実は別の要因があった…」という交絡の問題が起きやすいから、慎重な解釈が必要よ。
交絡って、どんな時に起きるんですかぁ?
例えば『コーヒーをよく飲む人ほど肺がんが多い』という観察結果。
でも実は喫煙者がコーヒーも好む傾向があると、本当の原因は喫煙(交絡因子)で、コーヒーは無実かもしれない、という具合ね。
なるほど、実験は『条件をそろえて試す』からバド部の練習法AとBを同じ実力の人で比べる感じで、観察研究は『すでに起きたことを後から見る』感じか!
ふふ、いいたとえね。
データを見るときは、どうやって集められたかもチェックするのが大事よ。
確認クイズ
実験と観察研究の違いについて最も適切な記述はどれか。
- 実験のほうがコストが安い
- 観察研究のほうが因果関係を強く主張できる
- 実験は条件をコントロールできる
- 観察研究では複数の変数を扱えない
こたえを見る
正解: 3. 実験は条件をコントロールできる
実験は研究者が条件を意図的にコントロールできるため、対照群と比較して因果関係を強く主張できます。観察研究は交絡因子の影響を受けやすいです。