標本平均の分布

標本平均 x̄ の期待値・分散・標準誤差と、サンプル数と精度の関係を学びます。

標本平均そのものが確率変数として分布を持つ、という発想を理解しましょう。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

標本を取るたびに標本平均は少し違う値になる。
つまりx̄は確率変数で、独自の分布を持つの。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

これが標本平均の分布よ。
x̄ の期待値は母平均μ、x̄ の分散は σ²/n になるわ。

墨谷 まる(笑顔) 墨谷 まる

へぇ〜、要はサンプルサイズnが大きいほど分散が小さくなるってこと?

茶谷 結(普段) 茶谷 結

そう。
標準偏差は σ/√n で、これを標準誤差(SE)と呼ぶの。
サンプル数を増やせば推定精度が上がる仕組みよ。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

わぁ、100人より1000人の調査のほうが精度が高いんですねぇ♪

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

ねぇ、SEが小さいって結局なにが嬉しいの?

茶谷 結(笑顔) 茶谷 結

いい質問ね。
SEが小さい=どの標本を取っても x̄ が μ の近くに集まる、ということ。
つまり1回の調査で出た x̄ が信頼できる、精度が高いという意味なの。

墨谷 まる(笑い) 墨谷 まる

なるほど〜!
ブレが小さいほど安心して使えるってことだ。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

ただし精度は √n のオーダーでしか上がらないから、10倍精度を上げるには100倍のサンプルが必要、というのが統計の現実ね。

標本平均 x̄ の分布

サンプルサイズ n の標本平均 x̄ について

期待値        E[x̄] = μ          (母平均)
分散           V[x̄] = σ² / n     (母分散をnで割る)
標準誤差 (SE)  σ(x̄) = σ / √n

例: 母分散σ² = 100, n = 25 の場合
  E[x̄] = μ
  V[x̄] = 100/25 = 4
  σ(x̄) = √4 = 2

  → 標本平均は母平均から平均的に2のズレに収まる

『n を4倍 → SE は半分』の確認 (母標準偏差 σ = 10 のとき)
  n = 25  → SE = 10/√25 = 10/5  = 2
  n = 100 → SE = 10/√100 = 10/10 = 1
  → n を4倍(25→100)にすると SE は 2→1 で半分になる

確認クイズ

母分散 σ² = 144、サンプルサイズ n = 36 のとき、標本平均 x̄ の標準誤差はいくらか。

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  4. 12
こたえを見る

正解: 1. 2

標準誤差 SE = σ/√n = √144/√36 = 12/6 = 2。

茶谷結、墨谷まるが屋内プールで水泳リレーを楽しむ様子

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